2018年08月13日

Amoeba シム調整およびサイクル比較

前回いつも使用しているAmoebaのサイクルおよびギアノイズがやばいことを報告しました.

Amoeba シム調整およびサイクル比較

一般に、こういう不具合にはシム調整や軸受、ギアの見直し等が必要になります.

そこで、かねてからハイサイギア搭載してセミのキレを良くしたいと思っていたので

この機会にギアとガタが出てしまった軸受の交換用に軸受を密林しました.

Amoeba シム調整およびサイクル比較

左がSHSの8mmオイルレス軸受、右がAOLSという謎メーカーのハイサイギアです.

SHSのパッケージの狼などの画像がいい感じに解像度低くてこの趣味のアングラな雰囲気を掻き立ててくれます.

一方でギアですが、密林では13:1を買ったのに届いたブツは12:1でした.

出オチ感ヤバイですがこれに関しては半ギレ気味に速攻で返品したので(笑

効果とか出来に関しては不明です.

ということで今回はシム調整による効率向上→サイクル向上を狙うことにします.

まずはSHSの8mmオイルレス軸受紹介.

Amoeba シム調整およびサイクル比較

左がSHS、右がARESの純正軸受.

よく観察するとSHSの方が穴周りの面取りが大きいことから判別できます.

そして重要な違いが一つ.

SHSの軸受のほうが0.1mm程フランジ部分の厚みがあります.

カスタム歴の長い人ならこれだけで何かを察されるかと思いますが、そうです笑

両側の軸受をすべて交換すると、シムなしでギアロックしますたw

これではノイズ消しどころではありません.そこで頭を使いました.

①一番ガタが出ているのはベベルの軸受だったので、この2つは外します.
②ベベルの片側のみならSHSが使えたので、もう片側はスパー、セクターのいずれかから純正を調達
③調達した方のギアの片側にはSHSを装着する

ってな感じで軸受配置を決めてからシム調整を行いました.

調整方法はベベル-ピニオンスタート方式です.

具体的な手順等に関しては、すでに滅茶苦茶分かりやすく丁寧に解説されているブログ等あるので

そちらを参考にすると良いと思います.suk-Rはシム調整初心者なので笑

そしてシム調整完了.

気を付けたことはほとんどがベベル周りでした.えっ故障?と思うような煩いノイズの出所もつかめました.

ベベルとピニオンの当たりについて、モーター位置は双方の外周が揃う位置.

また噛合い深さは深いほうが良いですが、スパー上面にラッチ溝が当たらない、かつメカボが閉じられる高さにする必要があります.

忘れがちなのがスパー上面と逆転ラッチ溝の干渉で、もしぶつかっているとメカボ閉じて傾けて手で回すときに、左傾けでカタカタカタと規則的に鳴ります

この場合はラッチ溝がスパーと干渉しているので、ベベルの下にシムを足す必要があります.

suk-Rの場合はここが当たっていて物凄い回転ロス及びノイズが発生していました.

推測するに、ベベルのシムが足りてない→ギアが左右に振れる→スパーにぶつかり斜めに弾かれる→軸受にガタという感じでどんどん調子が悪くなっていったのかなと思います.

過去の自分に妥協せずシム調整しろと言いに行きたい気分ですね笑

Amoeba シム調整およびサイクル比較

ものすごく快調にそして静かに回るようになって感動が抑えられないのですが、成果を色々なバネ、モーターで検証してみました.

まずバネが3種類.

A:自然長172mm.最短で巻き数少なめ.最も弱く高サイクルが期待される.
B:自然長178mm.長めで巻き数多め.Aより少し初速が上がりサイクル低下が予想される.
C:自然長174mm.A,Bより線径が太く最も固い.初速が最も高くサイクルは最低になることが予想される.

次にバッテリーが2種類.

Ⅰ:8.4V Horeson 1300mAh ニッスイ
Ⅱ:9.6V Bakth 1600mAh ニッスイ

これらを組み合わせて6通りのサイクル及び初速測定を行ってみました.
またホップは初速に影響するのでマーキングして統一.

ちなみに前回の測定はCⅠの組み合わせで、全ての組み合わせの中で一番低サイクルになる条件といえます.

それにしても秒間9はヤバイですが笑

まずは8.4Vバッテリーの場合
AⅠ
Amoeba シム調整およびサイクル比較
おおっ!なかなかのサイクル!マルイスタンダードに並んだか?
Amoeba シム調整およびサイクル比較
次にBⅠ.固そうな割に初速が少し低く、サイクルもAに及ばず.低スぺバネ?
Amoeba シム調整およびサイクル比較
そしてCⅠ.初速は結構出ます.サイクルは11.7rps.これが前回と同条件なので、
実質シム調整(ベベルとスパーの干渉回避)の効果は2.7rps上昇と静音化、
およびギアの寿命向上といったところだと考えられます.

次に9.6Vバッテリーを使った場合です.どこまでサイクル上がるか…?
AⅡ
Amoeba シム調整およびサイクル比較
18.3rps!マルイで言うと割とサイクルが速いといわれるFAMASに並ぶか超えましたねー
Amoeba シム調整およびサイクル比較
次にBⅡ.今度はAバネを超えてきました.自然長長いのに、こいつは高サイクルで真価を発揮するタイプか?
Amoeba シム調整およびサイクル比較
最後にCⅡ.15rps台で、バッテリーを+1.2Vで4rps上がることが分かりました.あくまでsuk-Rの銃およびセッティングでの話ですが.

高初速+マルイスタンダード程度のサイクルが出ているので、野外で使うならこのCⅡセッティングが妥当そうです.

逆に近距離+キレが求められるインドアではBⅡが良いかもしれません.

まとめると、これらの結果から18:1ギアで今回のサイクルだとすれば

13:1ギアを導入することで単純計算で回転数が1/(13/18)=1.4倍になり、

AⅡやBⅡでは秒間18×1.4=25.2rpsでマルイハイサイに並べそうですね.

とりあえず今回の調整でamoebaがスムーズに動作してくれるようになったのが

一番良かったです.安心してゲームに投入できそうです.

ではノシ





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Posted by suk-R  at 14:35 │Comments(0)内部カスタム

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